中学の先生からのメッセージ(仙台市立五城中学校 福島邦幸教頭先生)


◎高校入試までの流れを理解しましょう

 

(1)入学したい高校を決めましょう。決められなくても、早めに担任の先生や学年主任の先生に相談しましょう。高校には私立と公立・国立の学校があるので注意しましょう。

 

(2)入試の受験教科数(5教科・3教科・選択する)は、学校によって違います。公立は5教科(国語・数学・社会・英語・理科)です。日本語がよくわからない時は、担任の先生にきちんと伝えて、相談しましょう。また、そのことを中学校の校長先生にお伝えしてほしいとお願いしてください。

 

(3)中学校の校長先生から高校の校長先生に配慮してほしいことについて相談します。

中学校の校長先生は、うちの学校の誰々さんは、こういうことでまだ日本語が得意ではないので、配慮をお願いしますということを高校の校長先生にお話しします。また、日本に来て、日が浅く日本語の指導を個別に受けている場合や中学校でのテストを別室で受けている場合、テスト中に配慮してもらっていることなどをきちんと伝えてもらいます。

 

(4)予め高校へ面接に行くことができればよいと思います。担任の先生と期日を相談し、本人と中学校の先生とで直接高校に行って、面接相談ができればなおよいと思います。

 

主な相談配慮事項は、次の二つになります。

   別室受検で、試験時間を長くしてもらう。 

   受検する教科の数を減らしてもらう。

※社会や理科などの教科を減らしてもらうことが多いです。

※すべての高校で配慮してもらえるわけではありません。注意しましょう。

 

(5)高校との相談に基づいて中学校が願書とともに「様式P」の「配慮申請書」を高校に提出します。

 

(6)高校から試験当日に配慮する内容を記した用紙「様式Q」が、中学校に送られてきます。

 

(7)試験当日まで、体調を整えて、試験に臨んでください。

 

※文部科学省では、中学校卒業程度認定試験問題をホームページ上に掲載しています。

 

URLは、https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/sotugyo/1263187.htm です。4年分の過去問も掲載していますので、ダウンロード後問題演習として解いてみるとよいでしょう。解答付きですので、すぐに答え合わせができます。